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ロコモってなに?メタボとの違いは?

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メタボリックシンドローム、通称メタボ。こちらはテレビや新聞などで聞いたことがある方も多いでしょう。

 

メタボリックシンドローム

糖尿病の境界型や、高血圧、脂質異常症、肥満などの糖尿病の発症や心臓や血管の病気につながりやすく、運動不足や肥満などが原因となる生活習慣病の前段階の状態です。

 

日本の診断基準

・必須項目:腹囲が男性85㎝以上、女性90㎝以上

・下項目から2つ以上あてはまる

  1.血圧 130/85mmHg以上

  2.空腹時血糖 110mg/dL以上

  3.中性脂肪 150㎎/dL以上 かつ HDL 40mg/dL未満

 

 

では、ロコモについては聞いたことはあるでしょうか?ロコモティブシンドローム、運動器症候群ともいいます。

 

ロコモーティブシンドローム

骨、関節、軟骨、椎間板、筋肉といった運動器のいずれか、あるいは複数の複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。遂行すると日常生活にも支障が生じてきます。

 

 

ロコモティブシンドロームの概念

骨:骨粗鬆症、骨折

関節軟骨/椎間板:変形性膝関節症・椎間板小、脊柱管狭窄症

筋肉/神経系:神経疼痛、サルコペニア

  ⇅

・疼痛

・関節可動域制限

・柔軟性低下

・姿勢変化

・筋力低下

・バランス能力低下

  ⇅

移動能力低下(起立着座動作困難、歩行困難)

  ⇅

・生活活動制限

・社会参加制限

・要介護

 

 

ロコチェック:1つでも当てはまれば注意が必要です。

こんな状況が起きていたら要注意!運動器疾患の予兆かもしれません!

1.片脚立ちで靴下が履けない

2.家でつまづいたりすべったりする

3.階段を上がるのに手すりが必要である

4.家事仕事が困難である

5.2kg程度(牛乳パック2個程度)の買い物をして持ち帰るのが困難である

6.15分くらい続けて歩くことができない

7.横断歩道を青信号が終わるまでに渡り切れない

 

 

ロコモ度テスト

現在の移動機能の状態からロコモティブシンドロームの段階を調べます。

・立ち上がりテスト(下肢筋力を調べる)

・2ステップテスト(歩幅を調べる)

・ロコモ(身体の状態・生活状況を調べる)

これらはなかなか自分で確認するのは難しいと思います。各自治体で介護予防教室や転倒予防教室などでチェックしてくれる場合があります。興味がある方は自治体に確認してみるといいでしょう。

 

 

以上、ロコモの概要についての説明でした。筋力や骨量は20~30代がピークと言われており、加齢とともに徐々に筋量、骨量ともに減少していきます。運動習慣があると加齢による身体の衰えのスピードを緩やかにすることができます。ロコモは高齢になって突然なるものではありません。若い元気なうちから対策をしていくことが必要です。

 

…私も週2のジョギングの習慣を継続していきたいと思います。正月の不摂生のせいで身体が重い(苦笑)