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若さを維持! 簡単にできるホームエクササイズ

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前回の記事で身体の柔軟性について書いているので合わせてチェックしてみてください。

 

 

nobu-pt.hatenablog.com

 

 

今回の筋トレについて紹介していきたいと思います。柔軟性を低下することでの弊害については前回書きましたが、筋力が落ちるとどんな影響を受けるのでしょうか?まずは筋肉の働きについて説明します。

 

 

1.骨格の運動

肘を曲げる、膝を伸ばすなどの関節運動を行います

 

2.姿勢の保持

身体を動かしていない時でも、身体がぐらぐらしないために常に筋肉は働いています


3.軟部組織の支持

内臓組織などを支えています


4.器官系の出入り口の開閉

嚥下、排便、排尿などを意識的に調節します


5.体温の維持

筋収縮を行う際に熱が生まれ、体温の保持を助けます。

 

 

・筋力が低下したら?

1.骨格の運動

人の身体は「神経」「関節」「骨」「筋」の4つが揃って初めて運動を行うことが出来ます。しかし、筋力が低下すると関節が衝撃に耐えられなくなり、軟骨がすり減ったり、椎間板が圧迫されて膝痛や腰痛を引き起こします。

 

2.姿勢の保持

猫背になったり、腰を反らすようになり、関節痛を引き起こしやすくなるだけでなく、疲労しやすくなったり、早く歩けなくなる、つまづきやすくなる等、いろいろな悪影響を与えます。

 

4.器官系の出入り口の開閉

誤嚥による肺炎のリスクを高めたり、尿漏れや失禁しやすくなります。

 

5.体温の保持

代謝が低下し、疲労が蓄積しやすくなったり、免疫が低下し、風邪をひきやすくなります

 

 

運動不足から起こる柔軟性の低下や筋力低下は体調不良を引き起こすだけでなく、長い目で見ると介護や寝たきり生活への負のサイクルを引き起こす可能性があります。

 

まだ若いから大丈夫…ではなく、若いうちから対策をしていきましょう。

 

 

それでは、自宅で簡単にできる筋トレをいくつか紹介していきます。

 

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筋トレを行う際の注意点やポイントを何点か紹介します。

  • 1セット10回を1日2セット以上行うことを目安としてください(痛みや疲労が強くみられる場合は無理せずに体調に合わせて行ってください)
  • 呼吸を止めずに、呼吸のリズムに合わせて運動してください
  • ①~③の運動は大変であれば、背もたれにもたれて行っても構いません
  • ⑤~⑧の運動は壁や手すり、机などにつかまって、怪我に気を付けて行ってください

 

あくまでも健康を目的に行っています、頑張りすぎたり、無理をすると怪我の原因になりかねますし、そもそも長続きしません。

 

「まだやれるけど今日はこんなところにしておくか」…ぐらいの感覚で少しずつ運動習慣を身につけていきましょう!