運動習慣を身につけましょう!
①健 康
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②運動不足、身体の衰え
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③腰痛、膝痛などの関節痛の出現
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④外出機会が減り、活動量が落ちていく
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⑤メタボ、ロコモの予備軍へ
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⑥糖尿病、骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性脊椎症のリスクが高まる
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⑦脳卒中、心疾患の発症、変形性関節症の悪化
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⑧日常生活に支援・介助が必要となる
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⑨外出機会が更に減り、家に閉じこもりがちになる
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⑩車椅子、寝たきり生活になる
極端な例を上げましたが、これらのサイクルは長い時間をかけて実際に襲い掛かってきます。
仕事柄、要支援・要介護の高齢者と接する機会が多いです。仕事中にふと、50年、60年経った先には自分のおじいさんになるのか、と頭をよぎります。当たり前のことですが、将来の自分を想像すると不安を感じます。
誰だって、将来寝たきりにはなりたくありません。そして、自分は大丈夫、とみんな介護について他人事のように考えています。
しかし、実際に脳卒中になった方や足を悪くされた方たちの話を聞いていると、「こんなはずじゃなかった」「まさか自分がこうなるとは思ってもなかった」「もっと〇〇しておけばよかった」…。
もう一度、上のサイクルを見てみましょう。誰だって健康が一番いいのは分かっています。では自分はどこに当てはまるでしょう?…私は28歳ですが、②か③ですかね(汗)
病気の魔の手はある日突然襲い掛かります。リハビリで良くなっていくには何か月はたまた年単位でかかる場合もあります。しかし、悪くなるのは一瞬なのです。
①~④、最低でも⑤の状態のうちにしっかり予防の取り組みをしていきたいものです。
そのためには栄養管理、運動習慣が大事です。どちらか片方でもおろそかになると効果は乏しいです。
次回は高齢者向けの柔軟体操、筋力トレーニングについて紹介したいと思います。